2010年10月 のアーカイブ


PCサイトのスマートフォン対応時の考え方 に引き続く感じで思いついたことをまとめたメモ。
サイトが用意出来たら、そこにどうやって人を引き込むかという課題は、サイトの企画段階からあるべきもの。とはいえ、サイト開発中に状況が変化したりもするし、リリース後にだって刻々と変わっていく。サイトの特性によって一般論にあわない部分もあるだろうし、現実にやってみないと分からないことだって沢山ある。
ということで結局は常にトライ&エラーになるんだろうけど、そんなこと言っても仕方が無いので、思いつきをいくつか書いてみる。

PCサイトとスマートフォンの自動振り分けを用意する

検索エンジンやブックマークなど、今までPCサイトを表示していたURLで、スマートフォンからのアクセスの場合にはスマートフォンサイトを表示するようにする。
これでスマートフォンユーザにとっては今までと変わりなくスマートフォンサイトへ誘導することが出来る。
ただし、PCサイトで閲覧したいという要望であったり、PCサイトと同じ機能を提供しないページの場合には検討が必要となってくる。
スマートフォンサイトに対応すべきページは、サイトに入ってくる所からになるということも言える。

PCサイトにスマートフォン用サイトへのリンクを設ける

スマートフォン用ページが用意されていない、用意はされているが機能が一部異なっている為PCサイトのURLではスマートフォンページを表示出来ない、などの理由で自動振り分けに対応できないページには、PC用ページ上でスマートフォン用のリンクを用意する。この場合のリンク先をどこにするかは検討が必要。
単純にPCからのアクセスの場合でも、スマートフォン用サイトが用意されていることをアピールすることで、認知を増やし、アクセスする機会を増やすことも考えられる。

告知ページやメールマガジンなどでスマートフォン対応したことをお知らせする

同じく、スマートフォン用サイトが用意されていることをアピールすることで認知を増やし、アクセスする機会を増やすことも考えられる。
メールマガジンや告知のRSSなどは別サービスからの閲覧が発生することも予想できるし、それらは、移動中などモバイル環境から閲覧するシーンが容易に想定できる。サイトに告知を上げるだけでは無く、色々な手段でアピール出来た方が可能性は広がる。
Twitterアカウントがあれば、定期的にアピールすることで、RTなどで情報が広まるなんてことも考えられる。

TwitterやFacebook、mixiチェックなどSNSへのリンクを取り入れる

上記の告知機会を作っていく為の手段。
SNSとスマートフォンの組み合わせは非常に相性が良く、モバイル環境から閲覧するシーンが容易に想定できる。その為、ユーザがSNSにリンクをアップ出来るような、「ReTweet」や「いいね」「チェック」などのボタンを用意する。

 

なんだか書いていて、当たり前のことばっかりだなぁと思ったりもするけれど、これが半年先ではどんな風になっているのか?比較することを考えるとちょっとだけ面白そうだ。


これから、どういう風にユーザーを獲得してけば良いんでしょうねぇなんて会話から話が広がったのでメモ。あくまで肌感覚ベースなので当然のことながら全てが正しいわけではないけれど、一つの視点ということで。

mixi離れという状況

日本国内で最大規模のSNS、mixiからユーザーが少しずつ離れつつある状況にあるようだ。
自分の周囲では、アカウントを持っていてもたまにしかログインしない、もしくは殆どしないという人が少しずつ増えてきているし、そのことをtwitterでつぶやいているのを目にする機会もある。
原因は色々とあるんだろうけれど、元々あった「人と人が結びつくサービス」に関する純度が下がってしまったイメージが強く、mixiで呼びかけることで結構な数のリアクションが得られるだろうという期待が薄れつつあるようだ。
簡単に言えば、人は大勢登録されているけれど、実際には人がそんなにいない感じになっているのだと思う。実際、自分でもそう思う。

mixi離れで困ること

mixiが情報発信の中心として存在する方式が機能しなくなることは容易に想像できる。
イベントグループやファンの情報交換、リアルで人々が集まるお店やイベントスペースにとって大きな問題になる可能性もある。ただ、ユーザーが減ったからといって情報発信を止めてしまうと、残ったユーザーの「難民化」が起きてしまうし、その一方でユーザーの熱量が下がってしまったことから発生する尻すぼみ感を防ぐのも、それはそれで難しい。
それに代わるSNSなどのサービスが分かりやすく存在するわけでも無いので「これからはtwitter中心になります。よろしくね。」なんてアナウンスしたところで今と同じように継続できるかは微妙なところ。

その代わりとなる存在とは

では、mixiにあまりログインしなくなった人達はどこへ行ったのか?という疑問。
考えられるのはtwitterやfacebookだ。特にtwitterは、一時期twitterのツイートをmixiボイスに同期することで、mixiボイスのタイムラインを占領してしまう問題が発生したように、twitterが主でmixiはサブという状況が実際に起きているようだ。facebookも、同様にtwitterと同期できるわけで、今のところはtwitterが主になりつつあるんだろうなぁという感触。
とはいえ、twitterとmixiでは仕組みが違うわけで、mixiと同じ方法論でアクティブユーザーを集めることが出来るわけで無いというのは自明。これもまたfacebookでも同じ。facebookの方が機能面ではmixiに近いけれど、mixiも当初機能が削られたわけでないのに今の状況が起きているということから考えると、mixiの成功はその時のmixiでしか出来なかったのでは? という、何とも切ない結論になるのかも知れない。

これからの情報提供手段として想像できるもの

上記の流れから、mixiから一時的に人間が分散している状況になっているのでは無いかというのが、願望含みな判断だと思う。そしてその人達はmixiの時に味わった、人とつながった時の面白さを、またどこかでと期待しているわけで、それがtwitterなのか、facebookなのか、それとも全然別のものなのか、はたまたもう一度mixiなのか、模索している状況なのかも知れない。
今のところ、twitterが主力になっているようだ。facebookも最近登録ユーザーが増えてきている印象がある。mixiが爆発的に広まったように、これらのサービスがいつ爆発的に普及するのか分からない。

ということで、当面は、mixi、twitter、facebookと、複数のSNSそれぞれの特性を見極めながら、そこにいるユーザーに向けて情報提供をし続けるという、手間だけど、それが最も安全な方法なんでは無いだろうかという、いたって当たり前の結論になった。mixiの成功が鮮烈過ぎたのもあるだろうけれど、なんとも地味な話ではある。


wordpress2.9.2のカスタマイズをしていて、ちょっとはまったのでメモ。

状況

原因

遷移先のpostIDを取得する /wp-includes/link-template.php 中の get_adjacent_post で作成されるSQL文中の条件が、post_date < 現在のpostIDのpost_date という風になっており、つまり同時刻に登録された記事は遷移対象となっていなかった。
一括流し込み時には、post_date=now() にしてしまっていたため、流し込む際に同時刻での登録が多発していた。
wordpressの仕組みをすっかり忘れて登録バッチを組んでしまったという単純ミス。

対処

一括流し込みのバッチを、本日の登録記事がある場合には、その日付+1秒から、そうでない場合には、本日の00:00:00から、post_dateを+1秒しながら登録するように修正。
1日に、60秒×60分×24時間=86400件しか商品情報登録が出来ない条件が発生するものの、運用上は問題ないと判断。