2013年1月 のアーカイブ


昨年はありがたいことにお仕事は忙しかったのですが、更新はサボってしまっており
新規で「吉祥寺北口システムとは何者?」と思ってくださる方がサイトに来ても大したアピールは出来ていない状況でした。
それ以前から出来ていたか?と問われると、それもまたアレですが。

職業柄、名前を出して紹介できるお仕事があまり無いので、今年は自分の幅を広げる意味でも、こういうこともありますよね?といったアイデアや切り口なんかをポツポツ書いてみようかな、などと思います。

第一弾はSNSでの告知タイミングの話を、軸は違うけれど検索エンジンを使ってユーザを引き寄せる手法としてのSEOと比較して考えてみます。

一番上に表示したい!

SEOの大元にある要求は「検索結果の一番上に表示したい」です。
その為にサイトのキーワードの設定だとか、適切なタイトルやMETAタグの設定なんかを施したり、非リンクを増やすようにしたり、検索エンジンの動向を探ったりします。手法やテクニックは日々進化していますが、ゴールは常に変わらず「一番上に表示」です。

それはユーザの目に止まって欲しい、クリックして欲しいと願うからです。

TwitterやFacebookでは目に止まって欲しくないのか?

プロモーションやお知らせをTwitterやFacebookに投稿することがあります。Twitterでは【拡散希望】なんて文言を先頭につけて「宣伝してくださいね」とお願いするツイートも見かけます。
これは投稿を出来るだけ多くの人に見て欲しい、できればその投稿中にあるリンクをクリックして欲しい、と願うからです。

だとしたら、SEOと同じように、出来るだけ上に表示されていた方が良いですよね?Twitterクライアントでは、下から上にタイムラインが流れるソフトもあるようですが、とにかく最新の投稿として出ていた方が目に止まりやすいですよね?

RTやシェアといった機能で元の投稿を広めてもらうことも出来ます。
それであれば最初の記事が目につかなくても広めてもらったタイミングで目につけば良いわけですし、RTのやシェアが増えるほど、その可能性は高くなると考えます。
だとしても、RTやシェアしてくれるユーザの目に止まってもらわないといけないわけで、やっぱり目につく所に表示されて欲しいというのには変わりありません。

TwitterやFacebookで一番上というのは

確認するまでも無く、最新の投稿です。
状況によりますが、今より1秒前か1分前か、10分前か、とにかく直近の投稿です。それは日々刻々と進んでいく時間の中の相対的な存在で、時間が進めば古くなってしまい、いつかはスクロールしないと表示されないところ、スクロールしても表示されないところへと流れていきます。

SEOのように一番を上を目指さなくても偶然一番上になることはあるし、逆にどう頑張っても一番上であり続けることは出来ません。そういう意味であんまり気にする必要が無いのでは?と思えたりもします。

誰の一番上に表示したいのか

ですが相手はSNSです。検索エンジンと違い、ユーザが誰であるのか?を知ることができます。ここはかなり重要なポイントです。

フォローされているアカウントは、その向こうに人間が存在していて、どこかのタイミングでTwitterのタイムラインやニュースフィードを見ています。場合によってはツイートしたりRTしたりシェアしたりしています。これは、一番上に表示したいユーザが、実際に見ている時間を想定出来るということです。

SEOで言えばキーワードの選定に近いものでしょう。どういうキーワードで検索した人に来てもらいたいか?サイトに来て欲しい人がどんなキーワードで検索するのか?を想定することに似ています。
さらに言えば、SNSではその想定しているユーザを実際に確認することが出来ます。

例えば、会社員が多くフォローしているならば、平日深夜に情報を投稿しても見てもらえる可能性は低いでしょう。逆に通勤時間帯やお昼休みには目に止めてもらえることを期待出来ます。
また、RTやシェア、記事中のURLへの訪問数を計測することで、その期待が実際のところはどうなのか?を確認することだって出来ます。

※きっと本当はここを膨らませることでテクニック集のようなものが出来たりするのでしょうけれど、アイデアまでに留めておきます。

パーソナルなメディアならではのアプローチ

TwitterやFacebookはパーソナルなメディアですので、自分が投稿したい時に投稿するし、つながっている人も自分に近いと人だと考えることが普通です。
SNSはネット上でつながっている人達と体験や時間を共有することが出来るサービスであるので、その人達への情報提供というのもまた、その人達の体験となります。
そう思えば、SNSでの告知ポストは、リリース情報を来た順番に、機械的に、さっさと消化していくだけでなく、仲間に知らせる時のように工夫を凝らすことで、より効果を得ることが出来るのでは無いか?と考えます。