2013年4月 のアーカイブ


引き続きのRSSネタ。

ブログパーツにRSSフィードありましたよね

ブログのサイドに置いてあったフィード表記が、最近はあんまり目に止まらなくなった。

いつからかは分からないけれど、気がついたのつい最近。Google Readerの騒動があってから。

chromeのエクステンションを使うとソース中の link rel=”alternate” を探してくれてアドレスバーにフィードアイコンを表示してくれるので、そればっかりに頼っていたのだけど、きっと数年前から少しずつ減っていったのでは無いかと思う。

ブログサービスのデフォルトの設定が非表示だったりするのかも知れない。
そういえばこのサイトも出してない。wordpressはデフォルトで表示しているけれど、わざわざテンプレート直した時に非表示にした。

やっぱりわかりにくいですよね

非表示になったとしたならば、その理由は何となくわかる。

・ユーザーにとって、そもそも何かわからない。
・表示の文言も意味不明。RSS2.0とかatomだとか複数あったりする。
・あった方が良いものなのかが分からない。

などなど。
フィードについてハッキリした説明が無いし、簡単に出来そうもない。記事を書く人にとって良いものだと思わせる分かりやすい何かが無い。

ブログサービスが流行り始めた頃は、WEB2.0なんて言葉が出まわっていて「RSSも先進的な何か」ということで許容されていたのかも知れないけれど、普及してしまったことで、その存在の説明をすることよりも引っ込めた方が良いと判断したのだろう、と推測できる。

実際、分かっている人は分かってるわけで

ソース上の記述を追って、フィードのURLを見つけて登録という仕組みは、それがちゃんとソース中に記述されている記事のURLがあれば可能だ。
上でも書いたけれど、エクステンションなんかを使えばブラウザのインタフェイスでフィード登録出来てしまう。

サイト上にフィード表示が無くても、積極的にフィードを使う人にとって特に面倒は無いわけで、結局表示しなくても良いじゃないですか、という話に落ち着く方向性なのだろう。
実際自分もそうだ。

ページビューは落ちる可能性がある

RSSリーダを多用すると、そのサイトを閲覧する機会が減る。記事は読むけれど、そのサイトに行かない。フィード表示が無くなりつつあることに気づかなかった理由の一つでもある。

本文抜粋のサイトは、全文読むために訪問しなければならない。人は怠け者に出来ているのか、そういう記事はよっぽど見たい内容じゃないと、そこまでだけでパスしてしまったりする。
だとしたらフィード配信している意味って、そんなにあるのだろうか?という風になっても不思議じゃない。
ページビュー数を誇るアメブロのフィードは記事の抜粋で、画像も非表示となっていることが多いのは、サイトへの訪問を狙ってのことだろう。

というなんとも微妙な位置のRSSフィードなのだけど

Google Reader終了アナウンスで、色々な人が困ったことが明るみに出た。なんだみんなフィード読んでるんじゃない。

WEBは日々進歩していく技術が多く、先進性や新規性、そしてそこからくる収益性に注目される事が多い。わざわざ損するような技術を採用しようと考える人は少ない。
RSSフィードはとても便利な技術だし、使うことで損することは決して無いけれど、地味に普及してしまったために
「で、それで新しいこと出来るの?」
「で、それで話題を集められるの?」
「で、それで儲かるの?」
といった面が現状とても弱い。

Google Reader騒動でも「終わった技術」なんて揶揄を目にした。新規性という意味では枯れつつある技術だと言えるけれど、まだまだ使える技術ではある。