‘SEO’ タグのついている投稿


昨年はありがたいことにお仕事は忙しかったのですが、更新はサボってしまっており
新規で「吉祥寺北口システムとは何者?」と思ってくださる方がサイトに来ても大したアピールは出来ていない状況でした。
それ以前から出来ていたか?と問われると、それもまたアレですが。

職業柄、名前を出して紹介できるお仕事があまり無いので、今年は自分の幅を広げる意味でも、こういうこともありますよね?といったアイデアや切り口なんかをポツポツ書いてみようかな、などと思います。

第一弾はSNSでの告知タイミングの話を、軸は違うけれど検索エンジンを使ってユーザを引き寄せる手法としてのSEOと比較して考えてみます。

一番上に表示したい!

SEOの大元にある要求は「検索結果の一番上に表示したい」です。
その為にサイトのキーワードの設定だとか、適切なタイトルやMETAタグの設定なんかを施したり、非リンクを増やすようにしたり、検索エンジンの動向を探ったりします。手法やテクニックは日々進化していますが、ゴールは常に変わらず「一番上に表示」です。

それはユーザの目に止まって欲しい、クリックして欲しいと願うからです。

TwitterやFacebookでは目に止まって欲しくないのか?

プロモーションやお知らせをTwitterやFacebookに投稿することがあります。Twitterでは【拡散希望】なんて文言を先頭につけて「宣伝してくださいね」とお願いするツイートも見かけます。
これは投稿を出来るだけ多くの人に見て欲しい、できればその投稿中にあるリンクをクリックして欲しい、と願うからです。

だとしたら、SEOと同じように、出来るだけ上に表示されていた方が良いですよね?Twitterクライアントでは、下から上にタイムラインが流れるソフトもあるようですが、とにかく最新の投稿として出ていた方が目に止まりやすいですよね?

RTやシェアといった機能で元の投稿を広めてもらうことも出来ます。
それであれば最初の記事が目につかなくても広めてもらったタイミングで目につけば良いわけですし、RTのやシェアが増えるほど、その可能性は高くなると考えます。
だとしても、RTやシェアしてくれるユーザの目に止まってもらわないといけないわけで、やっぱり目につく所に表示されて欲しいというのには変わりありません。

TwitterやFacebookで一番上というのは

確認するまでも無く、最新の投稿です。
状況によりますが、今より1秒前か1分前か、10分前か、とにかく直近の投稿です。それは日々刻々と進んでいく時間の中の相対的な存在で、時間が進めば古くなってしまい、いつかはスクロールしないと表示されないところ、スクロールしても表示されないところへと流れていきます。

SEOのように一番を上を目指さなくても偶然一番上になることはあるし、逆にどう頑張っても一番上であり続けることは出来ません。そういう意味であんまり気にする必要が無いのでは?と思えたりもします。

誰の一番上に表示したいのか

ですが相手はSNSです。検索エンジンと違い、ユーザが誰であるのか?を知ることができます。ここはかなり重要なポイントです。

フォローされているアカウントは、その向こうに人間が存在していて、どこかのタイミングでTwitterのタイムラインやニュースフィードを見ています。場合によってはツイートしたりRTしたりシェアしたりしています。これは、一番上に表示したいユーザが、実際に見ている時間を想定出来るということです。

SEOで言えばキーワードの選定に近いものでしょう。どういうキーワードで検索した人に来てもらいたいか?サイトに来て欲しい人がどんなキーワードで検索するのか?を想定することに似ています。
さらに言えば、SNSではその想定しているユーザを実際に確認することが出来ます。

例えば、会社員が多くフォローしているならば、平日深夜に情報を投稿しても見てもらえる可能性は低いでしょう。逆に通勤時間帯やお昼休みには目に止めてもらえることを期待出来ます。
また、RTやシェア、記事中のURLへの訪問数を計測することで、その期待が実際のところはどうなのか?を確認することだって出来ます。

※きっと本当はここを膨らませることでテクニック集のようなものが出来たりするのでしょうけれど、アイデアまでに留めておきます。

パーソナルなメディアならではのアプローチ

TwitterやFacebookはパーソナルなメディアですので、自分が投稿したい時に投稿するし、つながっている人も自分に近いと人だと考えることが普通です。
SNSはネット上でつながっている人達と体験や時間を共有することが出来るサービスであるので、その人達への情報提供というのもまた、その人達の体験となります。
そう思えば、SNSでの告知ポストは、リリース情報を来た順番に、機械的に、さっさと消化していくだけでなく、仲間に知らせる時のように工夫を凝らすことで、より効果を得ることが出来るのでは無いか?と考えます。


ぼんやり考えてたことがそこそこまとまったので深夜の殴り書き。
情報を多くの人に見てもらうための方法論と、アクセス時間帯が増えつつあるソーシャルメディアについて。

ソーシャルメディアとスマートフォン

ソーシャルメディアというと何か特別なものようだけど、メールや電話など、他者とコミュニケーションを取る手段が色々と増えているという状況だ。そして、その道具に携帯電話やスマートフォンが多く使われている。特にスマートフォンは携帯電話では出来なかった操作性能があり、たとえばAというサイトの情報をBというサイトへ繋いで、そこから1回戻ってAのサイトの別の情報を今度はCに、といったことが簡単に出来る。携帯電話ではそこまでの広がりは機能的に難しかったし、スマートフォンはそのアドバンテージを伸ばそうとしているかのように、積極的にソーシャルメディアへ接続し続けている。
それで、まぁスマートフォン頑張っているなぁというだけでは無く、電車の乗っていたり、ちょっとした待ち時間だったり、場合によっては食事中だったり、そういった時間も、誰かとつながっている、ソーシャルメディアを利用している時間が入り込んできているということ。今までもそうだったかも知れないけれど、より深くなっていっている。電車の中で雑誌や漫画を読む時間と、携帯やスマートフォンを使っている時間、どちらが長くなって、どちらが短くなっているかを考えるとわかるんじゃないかと思う。

そもそもSEOの目的は

一旦戻って、SEOの話。SEOというとMETAタグとか、クローラーとか、検索順位とか、そういうのは間違いなくSEOなんだけれど、誰も使わない検索エンジンで検索上位に位置したって意味は無い。純粋に検索上位を狙うのが目的では無くて、多くの人に見てもらう、リーチするために検索上位を狙っているわけ。検索エンジンをみんな使ってるよね、という前提のもとでSEOという考え方やテクニックがあるんだけれど、そもそもの目的を、ソーシャルメディアを使っている人達へ適用するとなると、検索エンジンで上位を狙うというのではちょっと見当違いなようだ。

ソーシャルメディアは見てもらう人がそこにいる

検索して探してもらうという考え方は、見て欲しい人は、まず探すところから始まるというところからスタートしている。
一方でソーシャルメディアは、まず人が大勢集まっている状況がそこにある。多くの人がそれぞれに何かしらの情報を出し合って、好き勝手に交換したりしている。そういう大勢の不特定多数がいるのがソーシャルメディア。ということは、ソーシャルメディアの人達に向かって積極的に宣伝すれば、当初の、大勢の人に見てもらう、リーチしてもらう、という目的に近づけるのでは無いだろうか。ということで、色々なアカウントが日々情報を発信している。

具体例:露出時間帯

珍しく具体例。
大勢の人がいるからそこで情報を発信すれば皆が見てくれる、というのは大雑把な考え方で、大勢の人がちゃんと目を開けて見てくれる時もあればそうで無い時もある。タイミングが大事だということ。
例えば

あくまで想定であるけれど、まぁ大幅に間違ってはいないと思う。生活パターンというのは人それぞれだとしても傾向は出てくるものだ。このタイミングを見計らって情報発信することで、より目にとまるチャンスは増えると思われる。ただし、みんながやりはじめると競争が激しくなるので、そうなったらまた別のことを考えないといけない。

でもこれって

ここまで来て気づくのは、これ、普通に広告やサービスなんかと同じだよね、ということ。必要なタイミングで必要な情報を提供する。テレビをつければ、朝は今日一日の天気予報や、昨日あった大きなニュース、お昼前には主婦向けの情報番組や料理番組、夕方は子供番組、深夜はアニメ、その時間にその番組や情報を流す理由がそれぞれちゃんとある。
ということで旧来のメディアは古くて使い物にならない、なんて風に思うのではなく、むしろ新しい技術を使いつつも今まで培われてきた人間の考え方や行動分析なんかを、うまく融合させていく作業を、これからやっていくんじゃないだろうかと思っている。その上で、まったく想像も出来なかった新しい手法が発見されていくのだろうけれど、どこまで行っても対象が人間である以上、今までのセオリーを無視するよりも、把握していた方が断然有利なんじゃないだろうか。

今回も結局あたりまえの結論。

SEO対策の一般論

2010年11月11日

仕事の中でSEO対策の話がでることはままある。
方法論として基本的なことから、その時々でトレンドとなっているテクニック、場合によってはちょっとズルイことなどなど、色々な事例、対策がある。自分のような開発の人間のほかに、SEO専門のコンサルタントが付いている場合などは、そちらからの指示が来る場合もある。
 
SEOなんて言うと、ちょっと専門用語チックな雰囲気があるものの、結局その目的は「多くの人が普通に思いつくワードで検索したら、普通に欲しい情報に辿り着ける」ようにするもの。
そして、その中に自分のサイトも参加して「出来るだけ多くの人に見てもらう機会を増やす」にはどうすれば良いかを考えれば、それが自然とSEO対策なるのだと考えている。
検索エンジンのクローラというシステムは実際それを目的として開発されていて、そして日々改良されているわけだろうし。
 
こんなフワッとした話よりも、具体例を求めるケースが多いだろう。
でも、具体論の前段階にある考え方をサイト運営の中で忘れずキープできれば、結果自然に検索上位に行くのでは無いかと思う。当たり前のことを真面目にやろうという考え方。
そもそもプロモーションの一環としてSEO対策があるというだけのことで、場合によっては有名人がテレビやラジオや雑誌でサイトを紹介してくれた方が遥かに効果があがったり、検索上位にいかなくてもサイトの目的が大きく達成できさえすれば、それはそれで良い結果だとも言える。
 
ということで、具体例は無いけれど、こんな感じの考え方をGoogleだって説明していますよ、というPDF資料が公開されているのを紹介。現時点で2010年9月の更新が最新版。
検索エンジン最適化 ( SEO ) スターターガイド