最近のSPAMはHTMLメール前提なことが多い

2022年8月19日

こんなおかしなドメインを使い続けて20年近く経つ。
gmailなんかも併用しているけれど、ずっとこのドメインのメールアドレスを使っている。メールサーバはフューチャースピリッツのサービスを使っている。ありがとうございます。

そんな感じで昔から電子メールを使っているとHTMLメールのヤバさを沢山経験していて、一方でWEBサービスの表現力の多様化も知っているわけで「なんでメールに見た目の表現をいれようとするの?」という部分が分からない。文章だけで良いじゃん。俳句に写真いれるのとか無しじゃん、という感覚。
一方でHTMLメールデフォルトの環境からスタートした人にはテキストしか表示できない環境の人がいるなんて意味不明だと思う。なんでわざわざ機能を下げてるんですか?大事なところは赤文字にしてるんですよ?
連絡はビジネスチャットとかLINEにしちゃえばいいじゃない、なんていう解決策も当然あるので、そういうので揉めるのも少し楽しかったりする。デジタルが普及してるのにそんなので言い合いになるとか面白い。

そんな前提を踏まえて、最近届くSPAMは作りの前提がHTMLメールなので、テキストしか表示できない環境だと引っかかりようがなかったりしますよという話。先日NHKプラスを装ったメールが来たんだけどこんな感じ。

メールアドレスや電話番号、こうやって出された時に特定できるようにしているのか、ただそれっぽくしてるだけか判断つかないIDっぽいのはモザイクにした。

注目ポイントは”※アップグレードサービスはこちら”のリンクが無いこと。

これHTMLメールだとNHKプラス関係ないURLにリンクが貼ってあるんだけど、テキスト表示用にそのURLを書いてない。
ただテキスト用に怪しいURLをベタのテキストで貼るとHTMLメールでもそのURLが表示されてしますので、それじゃ都合悪いと正しいNHKのURLをテキスト表示用に書いてるものもある。あれ?本当のURLなの?と気になってわざわざメールソースからエンコードされてるHTMLメール部分をデコードして確認するとリンクは偽URLで逆に安心したり。

なんだかプレーンテキストのメール表示にしていると相手にされないみたいで寂しい気持ちも少しあるんだけど、こういう利点というか差異というかがあるんです、というのはWEBサービスでメールを送信しましょうって考える皆さんには把握してもらえると嬉しいかなあと思ったりする。
仕事でこの記事をご案内することもあるかも知れない。