Facebookで見る国際化

2010年12月7日

Facebookを見ていて面白いなぁと感じた部分をまとめてみた。

morning musimeファンページがたくさんある

morning musumeで検索すればわかるのだけど、結構な数のファンページが存在する。ファンページは、見たところ海外の人達が作ったもので、ウォールなどのテキストは基本的に非日本語で行われている。つまり、本国のユーザーが殆どいない状態。LOVE JAPANなどで検索しても同じように、海外の人達が中心となったファンページが沢山見つかる。日本のそういった文化が海外でウケているという単純な事実の確認なんだろうけれど、これ、日本人が積極的にアプローチすれば結構簡単にパワーユーザー的存在になれるんじゃないかなぁと思う。モーニング娘。のマニアなんかは、海外からでは手に入らない情報を沢山持っているのだろうし、すごく貴重な情報源になり得るんじゃないだろうか。

日本企業の海外展開なんかも見ることができる

Facebookは当然のことながらワールドワイドで単一のサービスなので、日本企業の海外向け展開なども普通に見ることが出来る。日本人に見せる用ではなく、海外のお客様に見てもらうファンページが存在している。たとえば、キヤノンのシンガポールがアジア圏向けにやっているPowerShotのファンページ。PowerShotで撮影した写真や動画などを見ることが出来る。

また逆に、日本には無いサービスも知ることができる。たとえば、agnès b. CAFÉのファンページ。

agnès b. CAFÉは、アジアでは台湾と香港にあるけれど日本には無い。メニューやお菓子の写真なんかが定期的にアップされるわけで、好きな人にはたまらない情報だと思う。

そんなこんなで

Facebookとmixiの違いとか使い分けとか、色々と考えることもあるのだろうけれど、mixiはあくまで日本国内限定の情報サイトになっているわけで、そこでは「海外ではこうらしいよ」ということを書くことはあっても、それが生の情報として存在することは少ない。(海外のユーザーもいるのだろうけれど)
ましてや、家電メーカーのヨーロッパのキャンペーンの話なんかは目にする機会も無いだろう。
それに対してFacebookは、そういった垣根がまったく無いので「海外ではこうらしいよ」の情報が同一サービス内で見ることが出来て、場合によってはユーザー同士の交流も可能になっている。
もちろん、国内限定で囲い込みをしたいケースも多いだろうし、地域を絞ることで情報が濃くなるというケースもある。どっちもどっちと言えばそうなんだけど、大きな視点で見たらFacebook内で全部できるよなぁという感想。ただし、あくまでユーザーが集まればという前提なんだけど。
SNSを使ってキャンペーンをしかける側からすれば、ユーザーの行動が読めるmixiの方が楽だろうなぁとは思う。

ということで、ちょこちょこFacebookで見たり書いたりもしてますので、もし、よかったらアレしてもらえれば。
http://www.facebook.com/yukio.terasawa
当面は、Twitterが軸で、mixiとFacebookは現状維持なんじゃないかなぁと思っている。

追記

12/8の9時過ぎ、Daft Pankのファンページに、TRONサウンドトラックの映像がMTVにアップされた旨の告知があがった。さっそく見に行ったのだが、SORRY,WE’RE UNABLE TO OFFER THIS VIDEO TO USERS IN YOUR REGION. だった。海外のmorning musumeファンも同じような目に遭っているんだろうなと思った。