サイトのスマートフォン対応はさらに分化する方向なのか
2011年5月18日
以前「PCサイトのスマートフォン対応時の考え方」という記事を書いた。スマートフォン用サイトをPCサイトと別に用意するというのは、携帯サイトを作るのが始まった時と同じような感じという内容。去年の秋のことだ。
それから半年近く経ち、状況が大分変わって来ている。ホットな分野だけに進むのが早い。
今月になって、Googleのウェブマスター向け公式ブログが以下のような記事を出した。
Android のユーザーエージェントの検出について
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2011/05/android.html
Androidからのブラウジングでは、UserAgentからタブレットかスマートフォンかを見分けて対処できますよ、という内容。
携帯キャリアでも端末のUserAgentについての解説はあるけれど、それと同じことをAndroidについてGoogleが説明している。
利便性をあげるための提案として有難いことだし、これは
「スマートフォンとタブレットでユーザーの使い方が異なります。対処できるのでお願いします。」
というメッセージだともとれる。
つまり、スマートフォン対応とは
- PCサイト
- 携帯サイト
- スマートフォンサイト
なイメージがあるけれど、今現在では
- PCサイト
- 携帯サイト
- スマートフォンサイト
- タブレットサイト(PCサイトそのままでも可)
という内容で検討すべき、ということだ。
工数など仕事としての面では、出来ればタブレットサイトはPCサイトを表示する方向で進めることになるケースが多いかも知れないが、ユーザーの利用シーンがスマートフォンの普及でさらに増えた、という意識を持った方が良いだろう。